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新たな市場と定番を

仁張工作所はこれまで、インフラから公共空間、アミューズメントなど多岐にわたるBtoBビジネスシーンにおいて、それぞれの用途に特化した特注板金家具の製作を多く手掛けてきた。そこで培われた高く柔軟な対応力を活かしつつ、これまでにはなかった小売店舗やスモールオフィス、居住空間といった新たな市場の開拓とより幅広く多くの人々が触れることのできる定番品を備える、という観点から機能/デザイン/価格でそれらに応え得る新しいシステムユニットシェルフを構想した。

美しく整える

幾重にも重なる試行錯誤のもと、極限まで要素とノイズを削ぎ落とされたシェルフは、非常にシンプルであるからこその個性を纏っている。十分な強度と収納力を持ちながら、どこまでも軽やかな印象で、あらゆる書籍や商品そして空間をも美しく整えてくれるユニットシェルフである。従来のユニットシェルフにはない、仁張工作所だからこそ可能な高い精度によるシームレスなデザインは、パーソナル/パブリックのいずれの空間にも馴染む存在になるだろう。製品の99%が板金から作られた、今までにない新たな定番となるユニットシェルフである。

Designer's voice

仁張工作所の持ち味は、スピーディでフレキシブルなものづくりを可能にするワンストップの製造環境にある。また、自らを「板金加工の専門家集団」と称する彼らの板金加工に関する知識と技術は素晴らしいに尽きる。板材を切り、曲げ、繋ぐ。その限られた工法の中で如何にして15mm厚という極薄・極細のユニットシェルフを実現するか。度重なる試作のなか、当初より条件を緩めることなく外観はほぼ変わらずに、あらゆる知恵が盛り込まれ、これまでにないユニットシェルフを実現した。その仕上がりを見たとき、「板金加工の職人集団」といっても過言ではないと思った。

株式会社仁張工作所

株式会社仁張工作所

1964年創業。幅広いシーンで利用されている「板金加工による家具や什器」の製造を専門に行う。設計から加工、最終製品までワンストップでの生産を可能とする「板金加工の専門家集団」。金庫製造のノウハウから生まれたスチール家具は高い精度を誇り、郵便などのインフラからアミューズメントに至るまで、あらゆる分野にその技術力を提供している。現在も新たな技術を積極的に取り入れ、熟練の技能と最新の技術を活かし、板金加工の可能性を押し広げている。
https://www.nimbari.co.jp

北川 大輔

北川 大輔
DESIGN FOR INDUSTRY 代表

金沢美術工芸大学を卒業後、NECデザインを経て、2015年に株式会社DESIGN FOR INDUSTRYを設立。関わる全ての人とともに分かち合える“喜び”を創り出すことを信条に、家具や日用品から家電、ロボット、先端技術研究開発、新素材開発、都市ブランディングなど国内外問わず多彩な領域にて、“心地よい革新”という視点からデザイン・ディレクションを行う。GOOD DESIGN AWARD、GERMAN DESIGN AWARD winner、iF DESIGN AWARDなど受賞多数。
https://www.designforindustry.jp